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クロスガード (X-Guard) で走りのバリエーションが広がる

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IRC

Dec.3 2016/Talk:Koji Yamada (IRC)

トラブルを防ぐ選択肢「クロスガード(X-Guard)」

チューブレスタイヤをシクロクロスに投入して3シーズン目になります。
コンディションに合わせてすぐに取り替えられるということで、多くの方に使って頂けるようになりました。
シーズン中にパンクをしたら翌週のレースまでに直さないといけないですよね。
チューブレスタイヤでしたらポンとはめればいいわけですから、そういうところが受け入れられているのかなと思います。

IRC

しかし同時に、いろいろな方が使われる中で、意外にチューブレスってパンクしやすいんですという声が、一部から聞かれるようになってきました。本来のチューブレスの良さである「低圧にしても走れる」とか「ビードが落ちない」というメリットがある一方で、リム打ちパンクをしたりですとか、タイヤのサイドを切るといったトラブルが目立ってきたということで、耐パンク性の高いバージョンを作ろうということになりました。

そして今回、シラクCXチューブレス、シラクCXサンドチューブレス、シラクCXマッドチューブレスの3タイプ全てで、「クロスガード(X−Guard)」という耐パンク性の高いモデルも選んで頂けるようになりました。
コース中のパンクしやすいところを避けて走るのが難しい場面などで、機材が少しでも助けになればいいかなと思います。

耐パンク性の高さが走りを変える

IRC

耐パンク性を高めることで、パンクしにくくなったということと、走行性能がアップしたということの、2つの性能向上があげられます。具体的にいうと、ビードからビードまで強度が高いメッシュ状のガード素材を入れています。切れにくいのでたとえリム打ちをしても、パンクはしにくくなります。

実際シクロクロスの競技においては、耐パンクのベルトが入ったことでタイヤの剛性が上がっていますので、さらにもう少し低圧にすることができたりしますし、コーナーリング中にタイヤがヨレにくくなって、より走りやすくなっています。

例えばリム打ちが心配なコースでは、フロントはこれまでのノーマルのままで、リアだけクロスガードにする、といった使い方もできます。同じブロックパターンで、ノーマルとクロスガードのどちらでも選んで使うことができるからこそのセッティングです。
ノーマルはタイヤのサイドの表示が黄色で、クロスガードは赤なのですが、今シーズンの東海シクロクロスの第2戦では半々くらいでした。組み合わせを見ることでみなさんの作戦も分かるんですね。

クロスガードになることで55g増えるんですが、重量が増えることをきらってノーマルを使う方もいらっしゃいますし、しなやかさが少なくなったということでノーマルを選ぶ方もいらっしゃいます。一方で先ほども出ましたが、剛性が上がったことで、空気圧を下げられるのでクロスガードを選ぶ方もいたりして、選択肢の幅が広がったと言えるでしょう。

IRCのロード用タイヤでアスピーテというクリンチャータイヤがあるのですが、ここで最初に耐パンク性のある材料といいますか技術を使いました。非常にパンクが少ないということで、プロのロードチームに供給させて頂いているのですが、年間を通してプロ選手のパンクが1回あるかないか、それくらい極めてパンクが少ないです。ヨーロッパで20レース以上走ってきて、チーム全体でパンクが1回しかなかったというように、クロスガードは実績に裏付けられていますので、シクロクロスタイヤにおいても自信を持ってパンクが少ないですよと言うことができます!

様々に使える組み合わせの自由度

IRC クロスガード(X-Guard)

今までは3種類の選択肢だったんですけど、そこにそれぞれにクロスガードが追加されて、組み合わせの自由度が広がりました。
例えばですけど、マウンテンバイク経験者がシクロクロスのレースに出られている場合も多いと思いますが、そういう人は少しタイヤに頼るような走り方をしたりします。車体を大きく傾けて、地形の細かな変化をねらって車体を当てていくような。中には、マッド用のタイヤがノブが高いのでフロントにこれを付けて、リアにサンドという極端な組み合わせにする人もいます。後ろは多少滑っても直線スピードを生かしたい。でも前は旋回性をしっかりとしてグリップさせたいということでそのような組み合わせにしたりするようです。
同じコースでレースをするにしても、前後サンドの人もいれば、前マッド後サンドの人もいたり、前後ノーマルの人もいたり、選手たちが何を考えているのか、タイヤを見ると分かることも多いですね。

レースだけじゃなく、ちょっとしたトレイルなんかもいいですよ。
レース会場では出ない下りのスピードも、クロスガードがあればリム打ちしても大丈夫だったりするので、遊べます。

マッドはノーマルに比べてブロックの長さが全体的に0.5mm高く、サンドは普通の舗装路を走るのにも結構使えます。
サンドのパターンはどんな路面でも走れますから、サイクリングイベントですとか、グラベルライドなんかにもいいですね。チューブレスならではの転がり抵抗の小ささとかを感じられる、乗っていて楽しいタイヤです!

この後シクロクロスシーズンが終わると、皆さんロードの自転車に乗り換えるじゃないですか。
実は、このタイヤを付けて空気圧を上げてあげれば、シクロクロスの自転車を1年通して使うこともできると思いますよ。

Link!

今回ご紹介したクロスガード(X-Guard)を含む、シクロクロス向けタイヤの詳細は下記のリンク先からご覧ください!
IRC CYCLOCROSS用タイヤ一覧ページ

Text:Kei&NaoFu

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