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トップ選手のノウハウが活きる、TREK BOONE

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TREK

Nov.12 2015/Talk:Taichi Suzuki (TREK)/取材協力:BEX ISOYA 晴海店

TREK BOONE

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開発にはシクロクロスシーンを牽引するケイティ・コンプトン、スヴェン・ネイスらが携わっていて、彼らが乗りたいバイクを作り出しているというところが大きな特徴のBOONE。

2015モデルから、より一層フロントエンドのよれを排除するということで、フロントは15mmスルーアスクルシステムにアップデート。リアは十分な剛性を出せているため、従来通りクイックだ。

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Domaneでも採用されている衝撃吸収システム「IsoSpeedテクノロジー」は、サスペンションとは異なり、上下のストロークがないため、パワーロスがないのが特徴。

シートチューブの位置(アイソスピードの位置)もドマーネと比較して2cm後ろに下がっており、フレームを担ぎ上げる際のクリアランスを保持。ボトムチューブはかなり太く、踏み込んだ時のパワーをダイレクトに伝えてくれる。泥づまりを防ぐためのフォークのクリアランスも非常に大きく、カーボンバイクのフレームにはチェーンキャッチャー付き。

カーボンチューブ自体は、1点に衝撃がかかった場合にそこから亀裂が入ることがないよう、衝撃を表面で弾いて逃がすような構造になっているのが特長。破壊に対する強さを持っている。

全体として、フレームの上部は衝撃に対する快適さを、下部はしっかりとパワーを伝える剛性をという、1つのフレームの中に考え方の異なるパーツが組み合わさって、最適な1台に仕上がっている。

BOONE9、5に使われているカーボンは、ドマーネの最上級グレードで使われているものと同じで、少し前まで航空宇宙産業の分野でしか使われていなかった「600シリーズOCLV」。これまではアメリカ国外での製造が許されていなかったのだが、現在では台湾などでも作ることが可能となったため、多くの車種で採用可能となっている。(TREKには700シリーズOCLVというカーボンもあるが、これはまだ素材自体がアメリカ国外への輸出が許されていないもので、700シリーズOCLVを使ったバイクは今もMade in U.S.A.。)

BEX ISOYA 晴海店 鈴木店長いわく、
TREKは、いわゆるバイクメーカーがバイクを作るという感じではなくて、航空宇宙産業のエンジニアが多いということもあって、既存の概念にとらわれない、とんがったバイク作りが特徴です。今ではMadoneは見たこともないような形状になって、ワイヤーもどこへ行ってしまったのか...!という感じですし、Émondaは完成車で4.65kgなんていうチャレンジングなタイプも出して。ファビアンがもっと石畳で快適なバイクに乗りたい...とリクエストすれば、『IsoSpeedテクノロジー』という、やはり今まで誰も考えなかったような構造を作り出しました。そんな風に、自転車だけに携わっている人の発想ではないというところが、他に類を見ない新しいバイクを生み出していると思います。

TREKといえば、フレームにシートポストを被せるシートマストキャップが特徴的だ。
その人の体や乗り方によって、オフセットと長さが異なるシートマストキャップ(別売り)を付け替えれば、コラムをカットせずとも、ポジションを出すことができる。また、別売りのやぐらを変えてあげればカーボンレール(10mm)のサドルもつくし、フィジーク(9mm)のサドルも付けられる。

BOONE9でレースを始めた鈴木店長

もともとIsoSpeedテクノロジーが組み込まれているDomaneに乗っていましたので、乗り心地はいいのだろうという想像はついていましたが、想像以上でした。なにより、自分のロードバイクより軽く仕上がっているというのは、結構衝撃的ですね。

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乗ってみて、路面の突き上げなどはあまり感じられないけれど、パワーはしっかり伝わっているのも実感できましたし、バイクの粘り強さというものをすごく感じました。
テクニックが必要な場面でも取り回しがよく、例えばキャンバーを下ってすぐに登り返すというような場面でも大回りせず、バイクが素直についてきてくれる感覚があります。

そういうところを、見ていてくれた方が「速いねえ!」とか「うまいねえ!」とか言ってくださるのですが、実はバイクに助けられている部分が大きいですね。
スタート直後に短いカウントで踏み込んでいくのがシクロクロスだと諸先輩方からも聞いていますが、踏み出しが軽いのも非常にいいです。
全体的な印象として「これならなかなか壊れないよね」という安心感を得られるカーボンバイクになっていると思います。

シクロクロスは自分の限界を探ることができる

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シクロクロスは土や砂などの上で行われるので、アスファルトのロードレースやMTBのロックセクションのような怪我の仕方ってしないですよね。そういう面では、すごくとっつきやすい競技だと言えると思います。

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くねくねと曲がりくねったセクションで、体を倒してすり抜けるような場面がありますが、例えばロードレースで同じようにしてすり抜けて前方へ出るというようなことはできないです。それどころか、その後転んでしまったら選手生命にかかわるような怪我にもつながりかねないですから、しようとしないというところもあると思います。

でも路面が土だったら、自分の限界を探ることができるんです。滑ってもいいから、どこまで倒せるか試すことができますよね、倒れたらペダルから足を外せばいいのです。ロードレースで片足をペダルから外して足をついてしまったら、そのまま吹っ飛んでしまうだけですから...。

見た目では登れないんじゃないかと思える急坂も、どこまで行けるか登ってみようというふうにチャレンジできますし、変化する路面を走行するということは、バイクコントロールの上達にはうってつけだと思います。 そういった、自分の限界を探っていくような走り方は、スキルアップにも非常に役立つはずです。


また、考えながら走ることができるのも、シクロクロスの特徴だと思います。
ロードライドはスピードが速いのもあって、流れの中でなんとなく進んでしまいがちです。晴海店ではバイクコントロールのレッスンなどもやっていますが、基礎的な動作についてでも「考えたこともなかった」とおっしゃる中上級者の方もいらっしゃいます。

例えば180度のUターンをする場合に、まずは首を振って視線を行き先に送ったりしますよね、でもそういうのを知らない方って意外と多いようです。コーナーでブレーキをかけるときも、まずはバイクが直線にあるときにブレーキをかけて進入スピードを落としてから曲がると思いますが、そういったこともシクロクロスのスピード域でならすごく意識しやすいので、しっかり身につくと思います。

スキルアップの必要性は、オンロード・オフロード共通

自転車は基本的に、片方のペダルを踏めば片方のペダルが上がるというリズムがあって、ギアでピッチは変わっても、そのリズムは同じです。でもシクロクロスは、バイクから降りる場面がありますよね、そこでリズムが転調してしまうんです。それがロードしか乗っていないような自転車選手にとっては難しいところなのです。他のスポーツが苦手でも自転車に乗るのが速い選手というのがたくさんいるのですが、それはリズムに規則性があるからというのが大きいのではないかと思っています。

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過去にいろんなスポーツをしている選手が集まって合宿したことがありまして、その時に全員でエアロビクスをしました。リズムの異なる動作をスムーズにつなげていくという神経系のトレーニングです。

ところが、自転車の選手たちは次の動きについていけないんです。例えば手と足が同じリズムで動かすのならいいのですが、手は2拍で足は4拍というようにリズムのことなる動きができなかったり、全く異なる動きへの変化をリズムに乗って変えていくことができないのです。

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シクロクロスは、バイクから降りて足で走ってというように様々な動き方をしますし、アクシデントがあればそれを何らかの方法でクリアしようとします。そういう神経系のスキルは、自転車に限らずいろんなスポーツにも通じるものですね。

縦の動き、横の動き、体重移動などは、ロードライドでもシクロクロスでも関係なく必要なスキルですが、ロードライドだとなかなか使うシチュエーションに出会えなくて習得の機会がなかったりすることも。でも、シクロクロスなら練習しながら、レースをしながら、どんどん身に付けることができると思います。

さっき転んだところをもう一回やってみようとする時、どうやったら滑らないでうまく行けるのか、今度はイン側じゃなくて、アウト側の芝の方をあまり倒さずに通ってみようとか、様々なことを考えながらトライしますよね。

本当はロードバイクでも、体のどこを使いたいとか意識しながら走った方がいいと思いますが、シクロクロスはそうせざるを得ないし、そういうシチュエーションに追い込まれていくので、考えながら乗るということを自然にやっているという状況になります。そうして、できることの引き出しがどんどん増えていくんです。

スキルアップすることによってバイクに乗ること自体の余裕が増えれば、普段乗ってるときでも、周囲を見回したりする余裕が生まれます。路上で車が急に近づいたりしてもそれを早めに察知することができ、バイクをコントロールできる領域が広がっているので、操作に関しても不安を感じることなく、余裕を持った回避行動が可能になるでしょう。

僕はシクロクロスで得たものを、お客様にフィードバックして伝えていくような機会を設けていきたいと思いますし、今も月に一度くらいでバイクコントロールのレッスンもやっていますが、そのときにも活かしていきたいです。

Pick Up

「いい種目に出会いましたよ!自転車を高校生から始めて20年ちょっと経ちましたが、シクロクロスには『初めて』のことがまだまだいっぱいあるんですよ。全く初めての分野でどうしてよいかわからないので、どうしたらあんなに速く走れるんでしょうかと、経験のある方に教えを請いて練習しているところです!」

そう目を輝かせながら語ってくれた鈴木店長がいるお店は、今回ご協力いただきましたBEX ISOYA 晴海店です。

ロードバイクもシクロクロスバイクも相談に応じてくれます。
BEX ISOYA 晴海店では、様々なライドイベント、バイクコントロールスクール、バイククリーニングワークショップ、バーテープワークショップなどを定期的に開催しています。気になる方は下記のURLからイベントスケジュールをチェックしてください!
BEX ISOYA イベントスケジュール

Text:NaoFu

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