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第 31 回 全日本自転車競技選手権大会 シクロクロス 1日目

大阪府貝塚市 二色の浜公園

31 回 全日本自転車競技選手権大会 シクロクロス
大阪府貝塚市 二色の浜公園
2025.12.13()-14() 1日目 マスターズカテゴリー、公開競技

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誰と戦うのが正しいのか。

49歳がヒーヒーいいながら、38歳と戦わなければいけない、59歳が49歳と戦わなければいけない。そういう事がなくなり、自分が勝てるかもしれない、自分に勝った相手を素直に称賛できる。年を取ると、ひとつ上に行けて、厳しい戦いも少しほっとできる。 マスターズカテゴリーは、ようやくUCIの通りに5歳刻みで行われるようになった。

女子選手も、このおじさん達のように、40になったのよ、もうすぐ50よ、子供は明日走るのよ、と無駄話をしながら、年齢分けのカテゴリーに喜んで飛び込めるようになるのも近いだろう。

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初日は、穏やかな陽気のもとでマスターズ大会が開催された。関西国際空港に向かいあう大阪湾の砂浜だ。冬でもパラセーリングが水面を走り、目前を国際線の大きな機体が飛ぶ。しかし、飛行機はとても静かで、隣接するのは住宅街であることが不思議だ。

ここでは、摩擦の多い深い砂を、回し続ける力で選手は選別された。

女子マスターズ

関クロの常連が揃ったマスターズは、東から取るつもりで挑んできた西山みゆきらを跳ね返した。
堀川 麻依は、3秒、4秒でずっと、先頭が見えているのにその差を詰められず。全周回 リードした渡辺 佳織の圧勝劇だった。

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1 渡辺 佳織 AXIS 31:53.20
2 堀川 麻依 CycleShop Re Belle. 0:17
3 西山 みゆき - 2:14

男子マスターズ 70-74

この世代は、1970年代、ブリヂストンサイクルのユーラシア、ミヤタのル・マンでランドナー、ロードレーサーに入門した時代の選手だ。ずっと続けてきた安西選手は初めての中央大会への挑戦。

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1 安西 勉 RIDAIレーシング 39:10.30
2 茅野 利秀 スワコレーシングチーム 3:34
3 宮本 光則 ダランネーケ白山CX -1

男子マスターズ 65-69

世界選手権から帰ってきたばかりのマスケンさんのUCIメダルのお披露目レースだった。松井選手は久しぶりの勝利を狙っていただろうが、勝者を祝福した。

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1 増田 謙一 SHIDO-WORKS 30:54.30
2 松井 正通 CycleShop Re Belle. 1:04
3 久下 弘樹 エキップ昴 2:47

男子マスターズ 60-64

ひどい時代が始まったものだ。

 よし、今年は僕が優勝するぞ、という人はいるのだろうか。佐藤稔の連覇を止めたマスケンさんは一つ上に上げたけれど、肝心の佐藤選手はまだいる。今度は大原満が来た。過酷な準備をしてきた者みんな打ち砕いてきた50歳を卒業して、こちらに来てしまった。

1周で30秒、2周で60秒の差を付けると、それ以上は上げず、同じタイム差でフィニッシュした。

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2,3位は、各地遠征で戦って来た面々だ。

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1 大原 満 Aisan Cycling Club 29:32.50
2 中谷 聡 HOKURIKU DOROTABOU 1:07
3 久馬 逸志 今日も押しまs 1:26

男子マスターズ 55-59

4周目、最終ラップに入るまでは、藤井修選手の独走優勝、疑う者はいなかった。周回タイムが30秒違う。

それが最終ラップ、脚が攣ってどうにも動けなくなった。2,3位の倉橋、川畑選手の優勝争いになった。

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1 倉橋 孝太郎 ベッキーシクロクロス 40:51.20
2 川畑 康武 Companio Kobe 0:06
3 松本 哲 グランデパール播磨 0:07

男子マスターズ 50-54

表彰台で悔しそうな顔をしている姿ばかり覚えている生田目選手が大差をつけての優勝。2020年飯山以来。

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1 生田目 修 イナーメ信濃山形&大幸ハーネス 46:45.10
2 中市 昌樹 GSJ-CX 1:45
3 松村 孝一 RUOTE FITNESS 1:58

男子マスターズ 45-49

序盤少し出遅れたが、砂の上できれいに回すペダリングはプロの脚。

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1 白石 真悟 シマノドリンキング 45:45.60
2 井上 耕治 Ino With Stoked Cycle 0:18
3 中里 聡史 Gufo Cycle Works 0:27

男子マスターズ 35-39 男子マスターズ 40-44

マスターズの35歳カテゴリーと40歳カテゴリーが同時スタートで行われた。

この全体の中で抜きんでた力のあるのは40-45歳カテゴリーの佐川 祐太  常に先頭を行く機関車だ。同じカテゴリー2位とは1周で30秒の大差をつけた。バラバラになった選手の中で35-39歳の海藤 稜馬 だけが食らいつけた。共同戦線と呼ぶにはほど遠く、ほとんどが佐川選手が引き続ける。それでも運命共同体だ。 この2人で決まりだ。皆がそう思っただろう。

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 1周目20秒 4番手と大きく遅れた 和田 拓海選手 この20秒を清算することに大変な苦労があった。5周目、最終ラップに突入するところでようやく海藤選手を目前に捉えられた。

 そう、1周目こそ大失敗であったが、2周目、3週目、4周目と独走ながら最速ラップで追って来たのであった。佐川選手とランデブー。

 佐川選手は、相手が誰であっても関係ない。デュエット走行は和田選手、佐川選手。ずっと一緒だった海藤選手は切れた。佐川選手は待たず、切られた。和田選手は容赦なく佐川選手も振り切り、この混走全体でも大差の独走で戻ってきた。

 神がかり的な好都合の試合展開をものにできなかった海藤選手は、まだ体力のある、中盤より前で、和田選手の心を折る周回が必要だった。2対1では追いつけない、段々離れている、このまま追っては、つぶれて3位争いに落ちてしまうかもしれないと。

 だんだん、詰まってきている、最後勝負できる。耐えきった和田選手。勝者は強い方だった。この競技は頑張ることも大事だが、ライバルに「苦しい、ああ、だめだ」という敗者の気持ちを植え付けた所で勝負が決まる。気持ちが負ければ、たった2秒がどうしても詰められない。

 

男子マスターズ 35-39

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1 和田 拓海 - 45:16.50
2 海藤 稜馬 Panasonic Racing 0:19
3 城島 大樹 CycleShop Re Belle. 1:42

男子マスターズ 40-44

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1 佐川 祐太 SNEL 45:31.70
2 斉藤 和哉 シルクロード 1:25
 吉田 真人 都製餡シクロクロスチーム 1:42

公開競技 男子シングルスピード

久々に開催されたSS。コッシーの独壇場。皆の応援を浴びて走る花のある選手だ。

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1 腰山 雅大 Wilde Bikes / 662CCC 46:29.60
2 三宗 広歩 TEAM TAMAGAWA 0:52
3 今井 大悟 YAGI-TAI? 0:53

女子シングルスピード

1 山崎 裕子 Champion System Japan Test Team 48:58.80

結果 https://data.cyclocross.jp/meet/JPN-256-001

文 CCM岡本慎治

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