NEWS and REPORTS

あの日のキッズ・ユースライダーたちが、世界へ ー
2026 UCIシクロクロス世界選手権 日本代表選手団紹介

1月30日より、オランダ・フルストにて「2026 UCIシクロクロス世界選手権大会」が開幕します。 今大会に挑む8名の日本代表選手たちは、全国各地のAJOCCレースをキッズ、ユース時代から走り、切磋琢磨して育ってきたライダーたちです。 本記事では、各選手のAJOCCレースでの思い出やシクロクロスがもたらした自身の成長についての思い、応援してくださる方々への感謝のメッセージなどを、竹之内悠日本代表監督、影山善明AJOCC代表理事、飯田太文JCFシクロクロス部会長をはじめとする関係者からのコメントとともに紹介します。

欧州でも有数の難関コースとして知られるフルストでの闘いは、各選手にとって大変なチャレンジです。日本のシクロクロスシーン、日本中のシクロクロスレースとCXerの皆さんが育んだ選手たちの挑戦を、ぜひ熱い応援で後押ししてください。


2026 UCI シクロクロス世界選手権大会代表選手に、CKやU15・17時代のAJOCCレースでの思い出、世界選手権への抱負を伺いました。

img01.jpg

渡部 春雅 (Liv Racing Japan/OlandaBase/Watersley)

Q:初めて走ったAJOCCレース、CKやU15・17時代のAJOCCレースでの思い出

中学生の時に、湘南シクロクロスをマウンテンバイクで走ったと思います。野辺山CXは動物がたくさんいるので、それを楽しみに行きました。レース後にソフトクリームを食べたのを覚えています。

Q:毎シーズンのシクロクロスレースが自身の成長に与えてくれたこと

マウンテン→アルミ→カーボンと、機材も進化し、自分も毎年強くなれていったと思います。

Q:世界選手権に向けて

今年は難易度が高いコースと言われているので、技術が足りない自分にとって、どこまで食いついていけるか、スタートから少しでも良い位置をとって必ず来年に繋がるレースをしたいです。Team Japanへの応援、よろしくお願いします。
毎年、全国各地でたくさんのシクロクロスレースを開催していただきありがとうございます。どこの会場でも声を掛けていただき感謝しかありません。そして全国のCXライダーの皆さんのお陰で、今、こんなに楽しくCXできています。ありがとうございます。自分が世界で通用するにはまだまだ多くの時間と経験が必要だと思っています。それでもいつか強くなり最高の恩返しができるように、これからも挑戦し続けていきたいと思っています。

img02.jpg

柚木 伸元 (日本大学/シマノレーシング)

Q:初めて走ったAJOCCレース、CKやU15・17時代のAJOCCレースでの思い出

初めてのシクロクロスレースは13歳の時に走った東海シクロクロスでした。その時はマウンテンバイクで参加しました。シクロクロスバイクでの初戦は翌年の全日本選手権、内子大会でした。関西シクロクロスからご配慮をいただき、普段より上のカテゴリーで参加させていただく機会に、年上の強いひとたちと競えることが楽しかったです。

Q:毎シーズンのシクロクロスレースが自身の成長に与えてくれたこと

多くの選手がレースに参加していて、目標となる選手がいるので、常に挑戦し続けられる良い機会になっています。また、挑戦し続けられることが自分の成長に繋がっていると感じています。

Q:世界選手権に向けて

9月に手術を行い、12月に自転車のトレーニングを再開してからは世界選手権に向けて取り組んできました。自分が得意と考えるコースで、結果、内容ともに自分自身の過去最高の成績を目指して、精一杯走ります。いつも応援いただき、ありがとうございます。良い報告ができるように精一杯頑張ってまいりますので、応援よろしくお願いします。

img03.jpg

野嵜 然新 (桐光学園高等学校/drawer THE RACING)

Q:初めて走ったAJOCCレース、CKやU15・17時代のAJOCCレースでの思い出

AJOCCのレースでよく覚えているのは当時小学4年生だった2017年のCCM飯山。とにかく雨が降っていたので泥が凄くて、しかもナイタークロスだったので路面は全然見えないし、でかなりハードな条件の中で飯山名物のキャンバーや自分の腰くらいの高さまであるように感じたシケインをなんとかして越えて1周を走って来て、その後の洗濯とか片付けが寒すぎて大変だったのは今でもよく覚えています。
CKのレース時代は多分今よりもレース前は緊張していたんじゃないかと思うレベルで、特に凄く意識していた同級生のライバルとはレースが終わるまでは目も合わさなかった事を思い出します...(笑)あとは、ME1のレースを観るのが大好き過ぎて、CKのレースが朝イチで終わっても絶対に帰らないとわがまま言ってよく親と喧嘩しました(笑)

Q:毎シーズンのシクロクロスレースが自身の成長に与えてくれたこと

ライバル達とレースをする時のギリギリの勝負をするのが昔から大好きだったから、シクロクロスという競技自体も最初はその為のひとつの手段に過ぎなかったかもしれない。今では昔より様々な事を考えるようになったが、根本にある気持ちは昔からあまり変わらずにレースで勝つか、負けるかのギリギリの勝負を楽しむ事が大好き。それが今に繋がっていると思う。

Q:世界選手権に向けて

自分に出来る戦いを最後までやり切る事、どんな泥臭い走りになっても最後はここに来て良かったなと思えるような走りで終われるように頑張ります。
いつも沢山の応援、ありがとうございます。僕自身も幼い頃から画面の前のワールドカップや国内のME1のレースに目を輝かせ、格大会関係者の皆様に沢山の様々なレースを走らせてもらったおかげで現在に至ると思っています。昔、自分が先輩方に憧れたように今度は自分の走りで見てくださる皆様に何か感じ取ってもらえるような走りが出来れば良いな、と思いますので是非応援いただけたら嬉しいです。

img04.jpg

山田 駿太郎(竹園高等学校/弱虫ペダルサイクリングチーム)

Q:初めて走ったAJOCCレース、CKやU15・17時代のAJOCCレースでの思い出

最初のAJOCCレースは年長さんで走らせてもらった幕張クロスのCKレースだそうです。CKの頃は特に地元の茨城CXのレースでは前日の設営から2日間ずっと会場にいたので、手伝わせてもらったり遊んだりして楽しかったです。Uになってからはレース時間が早かったので、レースが終わると他のレースのコースクリアを担当させてもらうことも多かったのですが、ピットやコース脇から「コースクリアがんばれ!」とすごく応援してもらえたのも、シクロクロス会場ならではの雰囲気なんだなと思い出します。

Q:毎シーズンのシクロクロスレースが自身の成長に与えてくれたこと

自分の学年は、上も下も同学年もたくさんの選手がいたので、その選手たちとレースでギリギリの勝負ができることが、自分が自転車競技を続ける理由そのものになりました。勝負に本気になっているからこそ、なぜ勝ったか、なぜ負けたかということを分析する癖が身についたと思います。
また、毎シーズン、レースに向けていろんな練習会があり、CKの頃から本当にたくさんの大人のライダーの方がそこで一緒に走ってくださったことが、自分の実力を伸ばしてくれたと思っています。

Q:世界選手権に向けて

自分の持てる力を全て出し切ってきます。いつも皆さんの応援にとても力をいただいています!本当にありがとうございます。何があっても諦めないことが自分の取り柄だと思っているので、最後までしがみついて見せます。応援よろしくお願いします。

img05.jpg

三上 将醐 (横浜立野高等学校/ATHLETUNE CORAGGIO KAWANISHI U-19)

Q:初めて走ったAJOCCレース、CKやU15・17時代のAJOCCレースでの思い出

小学1年生の時に湘南シクロクロスの中井大会に友達のマウンテンバイクを借りて出場しました。毎週末あるシクロクロスの大会でレース前もレース後もずっと友達と自転車に乗って楽しく練習をしており、レースの時間には疲れていることもよくあり、一日中自転車に乗っている記憶がありました。

Q:毎シーズンのシクロクロスレースが自身の成長に与えてくれたこと

シクロクロス大会は全国からきたたくさんの友達と会うことができて、その友達たちと一緒に競って成長することができたと思います。併せてロードトレーニングをすることにも繋がり、シクロシーズン以外も積極的に自転車に取り組む機会につながりました。

Q:世界選手権に向けて

目標はトップと3分差の20位以内でゴールすることです。とにかく強気で前へ前へ攻める走りをします。
大会関係者の皆様へ 小さい頃からシクロクロスを楽しむ環境を作ってくださりありがとうございます。
応援してくださる皆様へ いつも応援ありがとうございます。世界選手権では目標達成のために精一杯頑張ります。引き続きよろしくお願い致します。

img06.jpg

石川 七海 (八千代松陰高等学校)

Q:初めて走ったAJOCCレース、CKやU15・17時代のAJOCCレースでの思い出

8歳の頃だそうです。CKやU15・17の頃はレースが終わったあと遊んだり、みんなでご飯食べたくのを楽しみに頑張ってました。昔はレース前緊張し過ぎてレースに出るのが嫌だったです(笑)

Q:毎シーズンのシクロクロスレースが自身の成長に与えてくれたこと

人への感謝の気持ち、勝負する楽しさ、一つのことをやり切る気持ちなど人として成長できる機会をシクロクロスはたくさん与えてくれました。自転車を本気で辞めようとか悩んだ時も、いつもシクロクロス会場はみんな暖かくてこの会場の雰囲気が大好きでここまで続けてくることができました。

Q:世界選手権に向けて

今年は10番代に入るのが目標です!
いつも応援やサポートしてくださりありがとうございます。これまで色々なことがあり、もう無理だと立ち止まったこともありましたが、皆さんの温かい応援やサポートのおかげでここまでくることが出来ました。この気持ちを忘れずに世界選手権も全力で挑んできます!引き続き応援よろしくお願いします!

img07.jpg

日吉 彩華 (岐阜第一高等学校/Asia Union TCS Racing Team)

Q:初めて走ったAJOCCレース、CKやU15・17時代のAJOCCレースでの思い出

初めて走ったCXレースは小学生で走った愛知牧場です。レース終わりにBYCYO COFFEEでトマトパスタ食べるのを楽しみにして走ってました

Q:毎シーズンのシクロクロスレースが自身の成長に与えてくれたこと

知らない人も応援してくれるし盛り上がってくれるからレースきつくても元気が出ます

Q:世界選手権に向けて

完走目指して頑張ります。世界選手権では良い走りができるよう精一杯頑張ってきます。

img08.jpg

小林 碧  (並木中等教育学校/AX Cyclocross team)

Q:初めて走ったAJOCCレース、CKやU15・17時代のAJOCCレースでの思い出

6歳で走った茨城CXの取手のレースです。当時は、レース後にみんなで鬼ごっこをよくしていたのが楽しかったです。

Q:毎シーズンのシクロクロスレースが自身の成長に与えてくれたこと

いつもたくさん応援していただけるので、かっこいい姿を見せられるように頑張ろうと思えることです。毎シーズン自転車に向き合う気持ちが変わったり、シーズンの中でも挫けそうな時があったりするけれどシクロクロス会場の暖かで楽しい雰囲気が競技を続ける支えになっています。

Q:世界選手権に向けて

初めての世界選手権でうまくいかないことがたくさんあると思うけれど、ジュニア1年目の初めての世界選手権は今年しか走ることができないので今自分が持っているものを出し切って、良いリザルトを残せるように頑張ります。
いつもかけていただく応援の声が本当に力になります。世界選手権も応援よろしくお願いします。


▶︎シクロクロス日本代表監督 竹之内 悠

今年は昨年より1名増え、8名の選手の派遣となります。男子エリートは各々のスケジュールの関係で派遣されませんでしたが、結果的に若い選手が多い派遣選手団構成となっています。
各選手海外レース経験者ということもあり、期待ができる反面、今年の世界選手権コース、オランダHulstは日本では到底ないコースレイアウトです。各選手のレベルアップが現地到着後に必要となりますが各選手の技術力を活かしつつリザルトに繋げていけるように選手団を導いていきます。
本遠征にご協力、ご支援いただいた皆様、ありがとうございます。活きる遠征とできるように精一杯頑張ります。日本からの応援をよろしくお願いします。

▶︎AJOCC 一般社団法人日本シクロクロス競技主催者協会 代表理事 影山 善明

本年もUCIシクロクロス世界選手権大会に日本代表選手団が派遣されますことを、心より嬉しく思います。

日本自転車競技連盟の皆さま、大会運営に携わる関係者の皆さま、そして何より全国の参加選手の皆さまの支えにより、AJOCCは法人化から10年を迎えました。10年という数字そのものに特別な意味はないのかもしれませんが、今回の代表選手団メンバーの多くが「10年前はキッズライダーだったなあ」と振り返ると、それがつい昨日のことのような感慨を覚えます。

長い競技の歴史の中では、たかが10年、されど10年です。選手が通える身近なレースの存在、キッズレースの継続、応援する・される環境、そして大会運営に関わる皆さまの情熱。多くのパーツが重なり合い、国内シクロクロスはこの10年で確実に進化してきました。そして次の10年はさらに進化できると信じています。

成長した選手の皆さんのコメントを読むと、胸が熱くなり、つい目頭が...。健闘と目標達成を心から祈ります。

そして、全国のシクロクロス愛好家の皆さまの応援は、間違いなく選手を鼓舞し、日本のレベルを押し上げる原動力です。ぜひYouTubeライブやJ SPORTSで、世界に挑む日本代表選手の走りに熱い声援をよろしくお願いします!

▶︎JCF シクロクロス部会 部会長 飯田 太文

JCFとしてAJOCCとのアライアンス体制をとり3年。
AJOCCの皆様の協力を得て、日本のシクロクロス界がさらなる発展に向けて1つになりつつあるかなと感じているところです。

JCFシクロクロスナショナルチーム竹之内監督指揮のもと、育っていく選手たち。
渡部選手、柚木選手、野嵜選手、山田選手、三上選手、石川選手、日吉選手、小林選手。
沢山の選手の中から竹之内監督がずっとずっと追いかけてチョイスした日本の精鋭たちです。私個人、またJCFシクロクロス部会として皆を見ている中で、その成長が本当に楽しみでまた活躍していく姿に感動をさせてもらっています。選手たちのコメントを見ると、各個人の個性の中にも「感動」「感謝」そして「誓い」がおのおのに伝わってきて今回の遠征に対する「志(こころざし)」を感じます。

年々強くなっていく選手団。成績はもちろん、その過程における成長や変化から目が離せません。
皆さんもこの瞬間を見逃さないよう、また皆さんに応援していただくことで選手の走りは変わります!
オランダHulstへ、、、大きな声は届かないかもしれませんが、気持ちの声は届きます!
気持ちを込めて、皆さん一緒に応援しましょう!

そして、この選手たちはキッズ~U15、U17の世代を経験して今現在の姿となっています。今その世代のたくさんの選手たちが成長し、未来の日本代表選手へと続いていってくれることを心から願っています。


2026 UCI シクロクロス世界選手権大会 派遣選手団

大会期間:2026年 1月 29日(木) ~ 2月 1日(日)
開催場所:オランダ・フルスト

<選手>
渡部 春雅 (Liv Racing Japan/OlandaBase/Watersley)
柚木 伸元 (日本大学/シマノレーシング)
野嵜 然新 (桐光学園高等学校/drawer THE RACING)
山田 駿太郎(竹園高等学校/弱虫ペダルサイクリングチーム)
三上 将醐 (横浜立野高等学校/ATHLETUNE CORAGGIO KAWANISHI U-19)
石川 七海 (八千代松陰高等学校)
日吉 彩華 (岐阜第一高等学校/Asia Union TCS Racing Team)
小林 碧  (並木中等教育学校/AX Cyclocross team)

<スタッフ>
監督    竹之内 悠
メカニック 市原 直弥
      LAVENS Ranjit
      VANOVERBERGHE Mark
      AN SuiJs
マッサー  COSEMANS Dominique

リンク:JCF News https://jcf.or.jp/82388-2/?category=cyclocross


▶︎派遣団スケジュール:

1月26日(月) 日本出発
1月27日(火) オランダ到着
1月29日(木)
世界選手権
オフィシャルトレーニング
1月30日(金)
世界選手権1日目
13:35(日本時間 21:35)
国別チームリレー ※出場選手6名 未定
1月31日(土)
世界選手権2日目
11:05(日本時間 19:05)
 WJ 石川 七海・日吉 彩華・小林 碧
13:10(日本時間 21:10)
 MU23 柚木 伸元・野嵜 然新
15:10(日本時間 23:10)
 WE 渡部 春雅
2月1日(日)
世界選手権3日目
11:05(日本時間 19:05)
 MJ 山田 駿太郎・三上 将醐
2月2日(月) オランダ出発
2月3日(火) 日本帰国

all_20260126_CXWCS.jpeg出国時写真提供:井上和隆

●参考リンク

UCIレースハブページ
大会要項やテクニカルガイド、スタートリスト、Live Timing、リザルトなどの情報が集約・掲載されます。
 https://www.uci.org/competition-hub/2026-uci-cyclo-cross-world-championships/2iE1mPmxz9lnDXjHayoAwn

大会公式サイト
Newsページには、大会の最新の話題が掲載されます。
 https://hulst2026.com/

Jsports
視聴方法や事前情報は、Jスポーツ公式サイト内シクロクロスページ特集から。
https://www.jsports.co.jp/cycle/cyclocross/
Cycle*2026 UCI世界選手権大会 女子エリート シクロクロス(英語コメンタリー版)
 1月31日(土)午後10:50 ~ 深夜2:00 ※日本時間
Cycle*2026 UCI世界選手権大会 男女エリート シクロクロス
 2月1日(日)午後9:30 ~ 深夜2:00 ※日本時間
 解説:池本真也 実況:小俣雄風太

YouTube UCI channel 
各レースのLive/録画配信が予定されています。
 https://www.youtube.com/@ucichannel

OFFICIAL AJOCC PARTNERS